滝 千春
桐朋女子高等学校音楽科を経て、チューリッヒ芸術大学、およびベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学を修了。上西玲子、辰巳明子、ザハール・ブロン、サシュコ・ガヴリーロフの各氏に師事。
ノヴォシビルスク国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクールにて第1位、ダヴィッド・オイストラフ国際コンクールにて第3位を受賞するなど、国内外の名立たるコンクールで輝かしい実績を重ねる。
高校在学中より本格的な演奏活動を開始し、CDデビュー、ソロ・リサイタル、国内外主要オーケストラとの共演を通じて確固たる地位を築く。
小澤征爾、ユベール・スダーン、ゲルト・アルブレヒトら、名指揮者との共演歴を持つ。
[活動実績]
2010年 パリ・サル・ガヴォーにてピアニスト上田晴子と共演
2012年 アニマート・オーケストラのコンサートミストレスとしてヨーロッパ各地で演奏
2015年 ベルリン・フィルハーモニーにて新ベルリン交響楽団と共演
2015~2017年 ピクテ投信「パトロネージュ・プロジェクト」アーティストを務める
2018年 デビュー10周年記念、全編プロコフィエフ作品によるプログラムを企画実施
好評を博し、翌年フランス・Musica Nigella音楽祭にて再演
2020年 ベートーヴェン生誕250年を記念して、ヴァイオリン・ソナタ全曲の配信
2021年 東京オペラシティ「B→C」に出演
共演者・楽器・ジャンルを過去最多規模で取り入れ注目を集める
2022年 ブダペスト・Far Eastern Classic Music Festivalに出演
2023年 アルバム『PROKOFIEV STORY』をリリース
「レコード芸術」特選盤
「ONTOMO MOOK レコード・アカデミー賞」室内楽部門第2位
2023年 宮地楽器ホールと連携し、自身の企画・プロデュースによるプロジェクト
「12-toneS」を成功に導く
2025年 Musica Nigella音楽祭に再出演
「一般社団法人ArDe」設立
第2作目となるアルバム『Schnittke CLOWNS』を発表し,
レコード芸術ONLINEにて特選盤
また、ジャズ作曲家・挾間美帆とタックを組んだ新プロジェクト「MaNGROVE」でブルーノート東京を含めた全国ツアーを行い大成功を収めた。作曲家・安田芙充央とのコラボレーションによるアルバムも発表予定である。
さらに、アーティスティック・ディレクターとして2026年3月には代官山のアートフェスティバル「BLOOM Festival」を始動。「アートのある日常」の普及を目指し、社会との接点を拡げている。
現代日本を代表する作曲家たち——柿沼唯、挾間美帆、梅本佑利、山根明季子、根本雄伯、安田芙充央——より作品の献呈や委嘱を受けるなど、現代音楽の分野にも果敢に挑み続ける。
ジャンルの垣根を越えた独自の表現を追求し、ヴァイオリニストとしてのみならず、アーティスト、プロデューサー、そしてキュレーターとして多面的な創造活動を展開している。